現役留年生が振り返る「就活」その②
前回の記事では私が就活していた頃の事を書きました。
midnightfreeway.hatenablog.com
私自身、懐かしい気持ちで記事を書き、出来上がった文章を読み、満足気に揺り椅子の中で茶を啜っていました。揺り椅子ってどこで売ってんの?
そうして得意になっていた私ですが、しばらく経った後、ある事に気づきました。
留年の事、書いて無くね?
留年生の就活という入り口で書き始めたのに留年が就活にどう影響したかを書いてなかったのです。タイトル詐欺です。ライフハックブログの大半がタイトルだけが偉そうで中身が薄いです。でもライフハックブログは大好きです。
というわけで多くのライフハッカーを敵に回しましたが、今回は就活において留年がどう影響したかを書きたいと思います。最初に断っておきますが、内容は薄いです。
ではいきましょう。
まず留年生が至る思考は「留年したら就活にマイナスになるんじゃないか」ということですね。特に理由もなく留年した人は99%この考えに至ります。残り1%は就活をしていません。
私感ですがマイナスはあります。しかし、それは微々たるものです。
勿論、業界に左右されますが、留年したところでとびきり優秀なら引く手数多になるはずです。
それからこちらの方が真実だと思いますが、近年、留年する人は本当に多いです。理由は主に留学ですが。海外留学などが一般的になり、一年間行くプログラムのある学校も増えたと思います。そういう意味では私は時代が良かったと思っています。
なのでこれは誰しもが言うことですが
・何故、留年したか
・留年中、何をしたか
・留年の後、何を学んだか
を語る必要はあると思います。「何もしてない場合はどうすればいいの?」という疑問にはお答え出来ません。焦って下さい。そして行動しましょう。今からでも。
まぁぶっちゃけ留年したことを聞かれたのは面接した中で半分位だった気がします。いや、もっと少なかったかな?どっちにしろ記憶に残らない位、あっけなく済んだんだと思います。
なので私の経験から言える事は、面接官の質問に上手く答える事より、自分が留年した事に危機感を持って行動した方がいい結果になるんじゃないか。という事です。
かといって、「留年に負い目を持て」と言っているわけではありません。私自身は「留年してからが大学生活だ。」と友人と肩を組みながら周りに吹聴していました。彼も勿論、留年生です。
「留年した事はいい人生勉強になった」と昇華する事が出来れば、向かうところ敵なし。
これが私の言いたいことの全てです。
ここからは余談です。
採用試験の中には面接の他にもグループディスカッションがあります。
4,5人のグループに分かれて、出された課題にグループで回答を出すという試験です。これが苦手な人もいますね。私の先輩は「グループの中で一番優秀な人を見つけてその人のコバンザメになって二人で議論し、二人で答えを出し、代表者の回答は優秀な人に任せて楽勝。他の人にさよならバイバイと手を振った。」と語っていました。血の気の多い方ですね。
確かに周りの人をよく見るというのは大事だと思います。ライバルだからという前にこの人はどういう人なのかをよく観察してその場で自分が最も適切な役割をした方が上手くいくんじゃないでしょうか。
私はグループディスカッション開始と同時にある人に「俺が進行役やりますんで。」と宣言されましたが、グダグダだったので無視して進めました。先輩の血の気がうつったんでしょう。
進行役が一番評価されやすいと言いますが、その分リスクも大きいので注意が必要です。その日は「いやーいいグループディスカッションだったなぁ!」と肌ツヤツヤで帰りました。ある人、ごめんなさい。
最後に。
面接の中で、「他人から見た自分がどういう人間かを説明してください。」と面接官に言われ、私は少し迷った挙句、「…私の話を真摯に聞いてくださって信頼のおける方だと感じました。」と答えました。
面接官はきょとんとして「他人から見たあなたの事を説明して欲しかったんだけど…」と言われました。バカは” I ”と” you ”の違いがわからないようです。日本語って難しいですね。その後の面接はお互いモジモジした気恥ずかしい時間でした。
後日、
その会社から内定を頂きました。なんで?
就活なんてどうなるか分からないものです。
それでは。